中南米の国々のこと。

アフリカ・コンゴ民主共和国で、1960年の独立以来初めての大統領選挙が始まった、と報じられている。
独立の指導者ルムンバが暗殺され、西側の傀儡政権モブツ大統領による恐怖独裁政権が30年もの間ザイールという国名で続いていたが、民主化運動派に隣国ルワンダなどの支援があリ、モブツ政権は倒れた。
しかし民族問題なども絡み内戦が長期化、300万人が犠牲になったといわれている。
国連などが関与し暫定政権による初の民主大統領選挙・国会議員選挙が始まった。

モブツ独裁政権の構造は、キューバ革命以前のバチスタ政権とまったく同じだ。
カストロキューバ革命を成し遂げたチェ・ゲバラが革命政権の工業大臣をなげうって、ルムンバ亡き後のコンゴに、一人の革命戦士としてゲリラ闘争の指導者として7ヶ月間滞在、そしてボリビアに移った。
2週間ほど前、ベネズエラのチャべス大統領とキューバカストロ議長がともにアルゼンチンのチェ・ゲバラが小年時代を過ごした地を訪ね、チェの作文などに目を通し、涙を浮かべ、チェを偲んだそうだ。

その後チャべス大統領は、イランの最高指導者・ハメネイ師を訪問、反米連帯を確かめあったそうだ。

コンゴはダイヤ、ウランなどの鉱業資源産出国、ベネズエラは石油の産出国。
国民は貧困にあえいでいる資源国と、圧倒的な軍事力を誇る先進国。
宗教、サヨクイデオロギー、では無く民族主義帝国主義資源消費国の戦いが、
はっきりしてきたのではないか。