全国的に広がりを見せているこの問題、根は深い。

教育委員会の記者会見をしている教育次長がこの3月まで校長を勤めていた高校が、今日になって履修不足として追加された。
昨日までの会見であたかも学校の不届きな実態を嘆いていたが、3年前からじゃ、テメエが校長をしていた時期じゃないのか。
教育委員会が知らなかったはずがない。
大体教育現場に数値目標なんていうのが、そもそもおかしい。
教育の場には我々企業の成果主義や効率、生産性などのマネジメント手法なんて合う訳はない。
企業でマネジメント、組織戦略に精を出しているのは損得と利益を生み出すシステムを構築しないと生き延びれないからで、そもそも教師になる人はそういうことが苦手か、合わないから教師になっているわけだから、成果主義なんて要求したって無理だって。
新任のペイペイが先生と呼ばれる、社会主義社会なのだから。
いずれにしても『いじめ』やこの履修不足問題でまたぞろ政治家や文科省が介入してくる。

でも『理想の教育』は『こちらで』考えるから、教育委員会や学校は言われた通りのマニュアルでやれ!と言ってやってきた35年間の結果このざまだ。
ハンバーグチェーンの本部がマニュアルやレシピを考えて、全国一律に同じ味、と違うんだぜ。
教育は、一人ひとりが違う人間相手なんだから、中央集権じゃなくって、現場に任せろって。
現場の創意工夫に任せろと言いたい。
アメリカに文部省は無いだろう。