アマゾンから本が届く。

とても良い状態でマーケットプレイスから届いた『20世紀』(海野弘著・文芸春秋)と、『先生とわたし』(四方田犬彦・新潮社)。
特に海野弘の『20世紀』は楽しみにしていた一冊だ。
1960年代後半大学生だった俺は当時<世紀末>19世紀末の時代と文化に見せられ、その手の本を蒐集し、アール・ヌーヴォー・スタイルに夢中になった。

すると論文やエッセイが美術手帖ユリイカに掲載されている先達に海野弘がいた。
それも遥か遠く高く、その知の迷宮を深遠な視点で眺め、微細に分け入り分析の確かさで圧倒していた。

この週末が楽しみな一冊である。