早いものです!

2月も半ば、今年度も残すところ一ヵ月半となった。
暴風雨のような経営環境の中で、ともすれば目先のことのみに捉われる。
確かに好景気の時は3年中期経営計画も必要だし、効果もある。
しかしこの不況下でのめまぐるしく変る状況では6週間先、12週間先に目標を設定してやるしかないのだろうと思う。
コンテンツの大事さから山形にある「小説家(ライター)になろう講座」を後援して間もなく一年になる。
活動費も助成してきた、12年目に入ったこの講座からはすでにプロの作家デビューを果たした人も出ている。
このミステリーがすごい!大賞」の第三回大賞の深町秋生氏と、同じく「このミス大賞」第七回大賞の柚月裕子氏だ。
4月からの新年度は新潮社とも相談し、さらに魅力的な講師作家のラインナップを企画している。
この講座繋がりで会社のホームページに作家のインタビューや、文芸評論家の本や映画のレビューを連載しここでしか読めないと人気を集めている。
今月末の講座講師は角田光代さんだ、去年私がプロデュースしてスタートさせた文学賞の選考委員を務めてもらっている。

地域社会の文化に貢献していくのも大事な使命だと思っている。
かかる経費は多額だが交際費や交通費のような経費と同じではない。
無名の才能発掘への投資だと思う。
これこそ長期的な視野で考えるべきだろう。