成長の良し悪し。

先週、創業10年になる企業2社の経営会議を月曜、水曜の2日間幹部数人でミッチリとやった。
俺のことは夜の街をほっつき歩き、アウトドアの雑誌や文学同人誌に散文を書き散らす軟派系男と見る向きもあるが、
一方で40代半ばに脱サラで起業し、シビアで斬新な経営戦略と、絶妙な資金運用で巨富の資産を築いた
手練れのビジネスマンであることは、あまり知られていない。

それは巨富の資産の部分が未だ達成されていないからで、人々の口端に上ることもないからである。
だからといって、将来そうなるという蓋然性を否定する何物もないのであることは、
ボーイズ・ビー・アンビシャス、ドリームス・カム・トゥルーってこともあるからである。

で、そこで一番のテーマになったのが、どこまで成長するか、出来るか、成長はいい事か。
オーストラリアの経済学者・クライブ・ハミルトンの『経済成長神話からの脱却』の世界だ。

この分野では、WCサッカー以前に日本は完全に置いてきぼりを食っている。
竹中も財務省も政府も、学者も経団連も、日銀のフクイモンも皆、成長はいい事だという前提で
成長を目指そうとしている。

果たして、う〜ん、深夜の書斎で唸るばかりだ。
これじゃ、巨富の資産は無理かもね。