今日は俺にとって、特別な日。

今から13年前の3月半ば、当時21年勤めた放送局を退社、44歳だった。
娘は高校3年、息子は中学2年生。
21年間のうち15年ほどは経営企画、後は新規事業子会社の設立、運営。
社内新規事業の開発と,経営の中枢に居た。

仕組まれた株主間の争いに経営陣は翻弄され、自分の身分の確保に必死な者、
あちこちに保険を掛けようと、その場限りの言説を弄する者。

そんな先輩や同僚たちの姿に正直うんざりした。
そして退社した次第である。
直後から異業種の先輩社長達から、それぞれ経営企画部長や経理担当役員などの話をもらった。

生活を考えれば、その選択もあったろう。しかし全部断った。
理由は言えなかった。
そして今の局を作るべく、一人でひそかに動き始めた。
地元、東京の大口出資者が俺のプレゼンのため都内のホテルに集まって、
「よし、協力するから、やってみよう!」となったのが、13年前の8月30日、今日なのです。

毎年、実質的な今の俺の誕生日の夜、妻と感謝の乾杯をしてきました。