ケイト・ブランシェットの知性的な美しさに参った。

先週末、公開最初の回を観て来た、予想以上の入場者８割が女性。
なんてたってジュディ・デンチが主役なのですが（００７最新作でボンドの上司）、新任美術教師役のブランシェットの役柄と実年齢がリアルで、参った。

役柄はシーバ３７歳、１６歳の長女と１２歳のダウン症の長男を抱え専業主婦と子育てに専念してきた。シーバは大学生２０歳の時２０歳も年上の教授と恋におち、教授離婚後結婚、しかし画家でもある自分を取り戻したいと高校の美術教師として社会復帰。
夫はすでに６０歳を目前にかつての輝きは無くくたびれて、シーバに女性を感ずることも少ない。そして一途な、

教え子の１５歳の少年と恋におちる、人目を避け逢瀬を重ねるが美術室での抱擁シーンがバーバラ（デンチ）に目撃されるところから、心理ドラマは始まる。

ブランシェットは実生活では３８歳、９７年に結婚し二人の子供の母、長男の名前はシール、ハードボイルドの大ファンなのでダシール・ハメットから取った名前だそうである。