2006-01-01から1年間の記事一覧
ある隔月刊誌から、釣りについての原稿の依頼が来た。400字、6枚。 そこの編集長、俺が17,8年前にフライフィッシングに夢中になっていたのを記憶していたらしい。 さらに大学時代の友人が編集長をしていたアウトドアの雑誌に1年間、随筆を書いてい…
スポーツだけではなく仕事をしていく上でもフェアプレーはとても大事な態度だと思う。 この場合のフェアプレーとは、ルールを守るとかの狭義のことではない。 自分より仕事が出来て、人柄がよくて他人に信頼され、さらに思いやりの深い人というのは居る。 問…
前の放送局での経験などから学んだことの一つに、これがある。 成長は売り上げの伸長とともに利益も拡大し、社員の給料やボーナスに跳ね返り、 社員の数も増える。 設備投資も活発に行われ、建物も大きくなり、スタジオも立派になる。 そのうち社員や経営陣…
起業は人の採用から。経験に胡坐を掻いてるだけの人は採らない。 縁故採用はしない、男女定員別の採用はしない、全国公募とする、 採用面接は社員にとっても研修の場、選ぶのではなく選ばれる立ち振る舞い、 報道機関としてニュースや番組つくりのレベルのハ…
人間は3種類に分類できるな、ってこと。 一つは金で動く人、二つ目はポストで動く人、三つ目は意気に感じて動く人。 この3種類に大きく分けられるということが分かった。 企業が停滞、ないし衰退していく時は一つ目と二つ目が幅を利かし三つ目はさっさと辞…
今から13年前の3月半ば、当時21年勤めた放送局を退社、44歳だった。 娘は高校3年、息子は中学2年生。 21年間のうち15年ほどは経営企画、後は新規事業子会社の設立、運営。 社内新規事業の開発と,経営の中枢に居た。仕組まれた株主間の争いに経…
昨日は東京日帰り出張で、20時過ぎに駅に着く。 新幹線の中で橋本忍著「複眼の映像」・・私と黒澤明を読んできて、長年のなぞ なぜ黒澤明は共同脚本なのだろう、共同脚本の相方とはほとんど2作以上は組まないのに、なぜ橋本忍とは7作もやったのか、そして『…
一人息子をこう育てたい、と理想を描き東京の私大夜間に息子を進学させ、3年になる時昼間に転部させるんですよと、夜間入学前から回りに話している。息子は案の定東京の下宿で3年間も引きこもり。 単位は勿論全然取っていない。 それすら気がつかない、3…
昨日のありえない判定に抗議の電話が今日10時まで37000件、 視聴率42,9%で喜んでいると、とんでもないぞ。 失った信頼、信用、報道機関としてのリスペクト。 これらを回復するのは、容易なことじゃない。いくら視聴率最下位キー局だって、口の聞…
8月13日で満80歳になるキューバのカストロ議長が此のところの激務で、 ストレス性の胃内壁からの出血の為、緊急入院。 数週間の臨時議長代行に、実弟を指名した。 キューバ革命から47年の時間が流れた。 この間、北の大国では、何人の大統領が代わっ…
アフリカ・コンゴ民主共和国で、1960年の独立以来初めての大統領選挙が始まった、と報じられている。 独立の指導者ルムンバが暗殺され、西側の傀儡政権モブツ大統領による恐怖独裁政権が30年もの間ザイールという国名で続いていたが、民主化運動派に隣…
山形県、米沢の山中にその源を発し県土を縦断、酒田市で日本海に流れ入る、 最上川。芭蕉、茂吉の詩にもその雄大な流れが歌われている。 江戸時代、京都若狭湾から酒田港への北前船で双方の交易文化圏が作られた。最上川を木船が行きかい、県内各地から特産…
個々の具体的観察を超えて全体を眺め、大きく且つ長期的に判断する力。 真っ先に身を挺して相手に立ち向かう気概。 小ざかしい損得勘定抜きに、飛び出していく意志の力。 自分に属している弱き者の危機には身体が先に動いてしまう、本能的瞬発力。
あの頃は何も知らなかった、何にも分かっていなかった。 だからこそあきれるほど無防備に勇敢でいられたし、好きなだけ 臆病で孤独にいられた。 くだらないものを大切にして、大切なものを無造作に扱った。 あの頃出会った人たちを何人思い出すことができる…
極端な私生活重視、大事、な親が居る。 自分たちの家庭生活だけが安定してれば、・・・と言う程度の思考回路の親。自分の私生活だけは守りたい。・・・・それを超えた価値というものがこの世の中にあるという考えがない。こういう家庭で育っているお子さんを…
仕事展開のストーリーを描く。 お金を作った人と、人を作った人とどちらの人生が幸せか。 村上は、福井は、ホリエモンは、何を作った。
人を信じなければ組織は動かない。 しかし信じるべき人を間違えれば、組織は動かない。外に向かう情熱、未来にむかう愛。 地図の無い道を自分で切り開く、覚悟はあるか。スペシャリストは手段、目的ではない。
(死刑の処刑前の最後の挨拶。) この戦争が終わってもし命があったら、余生は女子教育に力を尽くしたいと考えていた。 幼児における教育のもっとも適当な場所は家庭であり、もっとも適当な教師は母親である。 真の意味の教育は皆さんによって適当な素地が培…
俺が役員をしている会社の株主総会が2日連続であった。 初日は「会社は株主の物だ」と言う前提に立った質問が一部の株主から長時間に亘ってあり、会社側は丁寧に答えた。会社は商法上は株主の私物だが、法律は商法だけでは無い。 株主のため、会社のため、社…
イマドキの一気飲みの掛け声だそうだ。 先日イベント打ち上げ飲み会にチョコッと顔を出したら、この掛け声状態だった。 平均年齢30歳の会社だから、このノリなのはよく分かるが、立って音頭を 執っているのが、女性社員だから驚く。 あおられているのが、…
今日は、父の日という奴で東京の娘夫婦からプレゼントが届いた。 俺が大好きなガスパチョと、フランス・ブルターニュ半島の天然海塩。 ガスパチョは、以前自分でも挑戦してみたのが旨く行かず、 嘆いていたのを娘が記憶していたのだろう。 カッペリー二で冷…
今年春、近郊の高原に200坪ほどの農地を借りて、『ララミー農場』と 命名、週末農業夫婦になって2ヶ月余。 今日は午後からカミサンと一緒に出かけた,1週間ぶり。 20種類ほどの野菜たちの成長のすごいこと。 標高700メートルの南に開けた高原で近く…
先週、創業10年になる企業2社の経営会議を月曜、水曜の2日間幹部数人でミッチリとやった。 俺のことは夜の街をほっつき歩き、アウトドアの雑誌や文学同人誌に散文を書き散らす軟派系男と見る向きもあるが、 一方で40代半ばに脱サラで起業し、シビアで…
30歳の頃から、フライフィッシングに夢中になった。 少年の頃はお定まりの鮒釣り、中学生の頃からはキャンプをしながらの岩魚、ヤマメを先輩や、一人で 春先から、夏、そして晩秋の紅葉の渓に追いかけていた。えさ釣りで。 大学生のときは奥多摩、秋川渓谷…
先日亡くなられた詩人の茨木のり子さんの最後の出版物、茨木さんの詩に哲学者の長谷川宏さんが、 その詩からの思索を展開するという構成で、難しい哲学用語もなく心がほぐれてくるような、 一冊です。 茨木のり子の詩の世界に入り、思いを半ば共有しながらも…
夕べは面白いイベントがあった。 県内33の蔵元参加の、吟醸、大吟醸酒勢ぞろい。 それに福井県から黒龍酒造(皇太子御用達)、広島から加茂泉酒造の特別参加で、 初夏の季節の食材を使った料理とお酒を味わう夕べ「天乃美禄」という企画。日本酒大好きが2…
文京区小石川、大曲から安藤坂を登りきって、伝通院を右に曲がると善光寺坂。 その坂が降り出す際の処に旧幸田露伴宅がある。 そして丁度その横の坂道の真ん中に椋の木の巨木、樹齢300年余、青木玉さんは『私の大切なもの』 の一つにその木のことを書いて…
ジュエリーデザイナーの陽子が言った。 「男って褒め言葉で喜ぶとは限んない。他人にヨイショされている処をチクリと指摘すると、 この女、中々やるなぁって見られることってあるのよ。侮られない知性の演出かな。」 場所はショットバー「ボルドー」のカウンター…
日本料理「日影茶屋」についたのは6時過ぎ、白木のカウンターの端には30代後半のカップルが一組、後はテーブル席にご近所の夫婦とおぼしき熟年カップルが3組。 週末のゆったりとした、落ち着いた雰囲気の中で静かにお料理を楽しんでいた。 俺はカウンタ…
「おばあちゃん、この家、補強しないと危ないから」。 (これ、犯罪、絶対だめだよ)*ルージュの伝言 数年前、7月の半ば海外出張から帰国。 土曜の午後3時過ぎ、都内の定宿ホテルにチェックイン。 シャワーを使い、白いポロシャツにベージュのチノパン、 生…